第5章 番外編 低消費電力化への道

 

          ここで紹介する改良・改造内容は、「第2章 内装編」で紹介していますが、特に「低消費電力化に向けて」という括りで

          まとめた物です。

          内容は、「快適化 室内編」に紹介していますが、ここではもう少し詳しく紹介します。

 

          私が思うに、省電力化は、キャンカー乗りにとって永遠のテーマでは無いでしょうか。

          特に国産キャンカーでは、バッテリー容量も限らられます。  その限られた容量、電力を如何に長く、上手に使っていくか・・・・

 

          発電機やソーラーで補充電するから、そんなこと気にしない!って言い切れないので、やっぱり重要項目ですよねぇ。

          ポイントは、如何に電気を喰うアイテムを喰わなくするか!(でも貧乏臭いのはイヤ)

          言っておきますが、決して「エコロジー」なんて高尚なテーマではありません。  どうやって電気を喰わなくするかです。

 

          前車アスリートは標準サブ容量が65Aと貧弱だったので省電力化は必須でした。  その後100Aに換装して、省電力化と

          相まって、結構快適でした。

          ネオクレソンではサブをツインにしたので更に快適になるはずです。 でもやっぱり省電力化しないと不安で・・・・(小心者)

 

          私の考えるキャンカーに搭載される電気喰いアイテムと言えば、

 

            (1)照明    10Wクラスの電球照明や、侮るなかれメインの蛍光灯。 結構電気喰いです。

            (2)冷蔵庫   やっぱり一番の電気喰いかな。  容量が大きくなれば尚更です。

            (3)FFヒータ  これも結構電気喰います。(ベバスト)

 

          です。

          ここでは、上記の3アイテムに絞って、我が家での対策内容を紹介します。

 

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<電圧計の設置>

 標準のインジケータは「全く」というほど役に立ちません。

 メモリが1つ下がると、いきなりレッドゾーン・・・・

 そんな訳でデジタル電圧計を設置して、常にサブ電圧をチェック、意識する

 ようにしています。

 

 私は自作(回路からおこして)しましたが、秋葉原 秋月電子で入手できる

 LCD式の電圧計でも良いでしょう。

 入手できるものは、0〜2Vレンジしか測定できないので、サブバッテリー

 の電圧を1/10にして測定すれば良い事になります。

 もちろん小数点の位置は変更できるので、表示は「12.**」になります。

<FFヒータの運用>

 これも結構電気喰いです。  でも低省電力化は出来ませんよね。

 だって寒いと寝られないもん (笑)

 そこで、FFヒータは運用方法でカバーします。

 電圧計やテスターでサブバッテリーの電圧を監視すると判りますが、

 ベバストで一番電気を喰うのは、着火する時です。

 ですから着火回数を減らせば良いんです。

 

 ウチでは結露防止も兼ねて、ベントを開けつつFFは少し強め。

 要は設定温度にならなければ良いんです。

 それともう一つ。  前泊の時などは、エンジンを切る前にFFをオンに

 します。 

<冷蔵庫の省電力化>

 一番の電気喰いの冷蔵庫。 クレソンでは容量アップ(40L→88L)したので

 尚更です。

 

 そこで容量アップの際に3Wayタイプをチョイス。

 燃料源はカセットガス(イワタニ パワーガスユニット)なので消費電流は極小です。

 (冷却ファンの分だけ)

 これで、気にせずに冷蔵庫をオンにしておけます。

 

 使ってみると、燃費が良いようでガスは結構持ちます。

 かなりつけっ放しにしてるし、ガスでお湯も沸かしてるんですが意外と

 パワーガスユニットは空になりません。

 今は冬なので冷蔵庫も冷えますし燃費が良いのかな?

<照明の省電力化 その5 (ダイネット照明追加)>

 ママと一杯呑むのに、メインの蛍光灯を付けるのは勿体無い。

 (30Wもある!)

 

 そんな訳で、ダイネット頭上のキャビネット下にLEDスポット照明を追加。

 照明自体は自作です。

 1ユニットあたり、白色LEDを21個使用。

 光量としても十分(ロールオーバー)で、しかも低消費電力です。

 

 LED3個に付きCRD1個の組合せです。

    15mA×(21個÷3個)=105mA

 ユニットは2個なので、合計で消費電流は210mA って事になります。

<照明の省電力化 その3 (キッチン照明)>

 付いている照明は10W電球、単純計算で消費電流は約0.8Aです。

 

 ここも秋葉原「秋月電子」で購入した、冷陰極管ユニットに交換。

 実測で消費電流は0.3A以下です。

 

<照明の省電力化 その1 (2段ベッド照明)>

 付いている照明は10W電球、単純計算で消費電流は約0.8Aです。

 

 これは結構な電気喰いです。  そこで、お馴染みの秋葉原「秋月電子」で

 購入した、冷陰極管ユニットに交換。

 実測で消費電流は0.3A以下です。

 

 但し、この冷陰極管ユニットは、余計な外装がついているので、照明の

 中に入れるには追加工が必要になります。

 良く切れるニッパで、根気良くパチパチと切りとります。

 ネオクレソンの照明は、拡散板が「やや小振り」なので、ユニットに付属の

 インバータが入らずに苦労しました。