「ノンビリ歩き隊 in 日光男体山!」
長いブランクに男体山はキツかった・・・ の巻
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日程 : 16年 10月14日〜10月16日 場所 : 栃木県 日光市
いやはや本当にご無沙汰であります。 なんと4か月以上、アップしてませんでした!! 6月末に降って湧いたように始まった我が家の一大事。 実感も湧かなきゃ、どうして良いかも判らない。 当然、覚悟も準備もな〜んも出来てない。 いや出来ない。
それでも現実は厳しい。 国会や政治の様に「サキオクリ」なんつ〜奥の手を使うことも許されず、 7月末にドッカ〜ン! っとやってきた大騒動。 モガキながら乗り越えたと思った8月頭に全く予想だにしなかった2回目のドッカ〜ン!。 大きな、本当に大きな騒ぎが起こり、頭がマッシロ。
何も考えられず、日々やらなくちゃいけないことに追われ、その「やらなくちゃ」 を淡々とこなす日々。 そして、当然のようにその後にやってくる 狼狽・葛藤・疲労・心労 etc・・・・
いつもの仲間たちにも多大な心配を掛けてしまい、「これじゃイカン! 早く立ち直らければ!」 っと思い直すも、見事なほどにココロがポッキリと折れていたらしく、実際には、な〜んもする気が起きない 日々が続いておりました。 珍しく、「オレって、こんなに弱いトコロがあったんだ・・・」 っと、自分自身で驚いたりもしてました ( ̄□ ̄;
しか〜し! 「いつまでもこんなんじゃイカ〜ン!」っと改めて一念発起。 少しづつ復活していこうと、10月に入ってから行動を開始した・・・ という訳であります。
10月に入り、少しづつ行動開始。 まずは1週目、コージさんFに付き合ってもらってのリハビリ旅。 2週目には電車を使った日帰り旅 っと、2回の出動(でもレポは無しね) を経て、いよいよ今回の出動からレポアップしてみようか・・・ までこぎ着けました。 (すっかり浦島太郎で、やり方を忘れてしまったんで時間が掛ってますが・・・)
てな訳で、今回は5か月ぶりの山旅。 「ノンビリ歩き隊 in 日光男体山」 であります!! それでは行ってみましょう〜
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う〜む、ヒサビサの山旅出動だぁ・・・・ 実は、出動&行先決定は昨晩、13日木曜の夜。 土曜日の天気予報、本当に久しぶりに「☁ 雲マーク」がついて無い晴れ。
「これは出掛けるしかない!」 「景色の良いところで、これまでのウップンをドカ〜ン!って晴らすのだ!」
っと、鼻息荒くママに宣言。 同じ苦労を分かち合ってきたママ、 「おっけ〜! やってやろうじゃないの!」 っと、二つ返事。
行き先の条件は @あまり遠くないこと(150km/片道ぐらい) A行ったことが無い山 B絶対に景色が良いところ C駐車場事情が良いところ
幾つかの候補の中からママと意見が一致したのは 日光男体山。 ネット上の写真を見て、 「おぉ! 素晴らしい景色!」 っと、ヒトメボレ。
ざっと見ただけでも、標高が高いし所用時間もそれなりに掛りそうで、ブランクの長いウチらで果して大丈夫なのか? ってな不安も頭をよぎるものの、 「ん〜・・・ まっ、なんとかなっるしょ!」 ← ヒサビサ過ぎて正常な判断が出来てない
そんなこんなで自宅を出発、自宅近所のGSで給油し旅の人になったのはPM21:30。 今夜は交通費節約でオール一般道という暴挙です (^^;
R122を北上、東北道 浦和IC直前でR463、R4を経由してR4BPへ。 さ〜て、後は宇都宮までひたすら北上だっ!
R4BPは非常に快調。 このルート、「まさにバイパス」と呼ぶにふさわしい。 車線が2車線から3車線、郊外になれば交差点を高架でパスしちゃうから、ほとんどノンストップで走れる。 BPを走りなれてそうな車を見つけ、ペースメーカに見たてて走っていれば、いやはやホントに快適なのだ。 (^-^)v
宇都宮市街でR4からR119へ移り、そのまま宇都宮北道路に入って東北道 宇都宮ICをかすめる。 このタイミングで時刻はPM23:40、自宅から2時間ほど。 ほぼ予想通りだけど、ここから泊地までの距離、到着予想時刻を考えると、少しは短縮したいところ。 いろは坂もあるしね (^^;
う〜む・・・ ワープが必要だな・・・ 急遽、時間短縮で日光宇都宮有料(日光道)を利用することに変更、 ガラガラの日光宇都宮有料、一気に終点の清滝ICまで。 清滝でR120へ合流、これまた一気に第2いろは坂を掛け登り、ノンストップで中禅寺湖畔へ。
登山者用Pのある二荒山神社中宮祠は、いろは坂からすぐ。 到着したのはAM0:30。 登山者用Pは2箇所、第1Pが宝物殿裏手で25台ほど、中宮祠を通り過ぎた先の第2Pに20台ほどが停めらる。 ウチは先着4台ほどの第1Pへ。
確認も兼ねてトイレへ向かうため、外に出たら寒くてビックリ! なんと温度は10℃ほど。 こりゃぁ明朝はキツいぞぉ・・・・
明日は長時間の山歩き、寝不足承知で早起きしなくちゃいけない。 そう判っていても寝酒は必須! (^^;
缶ビール1本をサクッ!と呑んで、AM1:30、そそくさと就寝です。
15日(土曜) AM5時50分起床。 目覚ましが鳴る10分前に目が覚めた・・・ 老化の始まりか? ( ̄□ ̄;
冷え冷えとした車内の温度を確認すると13℃。 ふ〜ん・・・ 思ったほどじゃないな。 油断しまくりで外に出ると・・・ うっひょ〜 寒い〜!! (>_<)
気温はもちろんヒトケタの6℃。 っつ〜ことは山頂付近は何度だ? 一般的に、標高が100m上がると気温は0.6℃下がるという。 つ〜ことは、神社〜山頂の標高差は1200mだから、
(1200m÷100m)×−0.6℃ = −7.2℃
うおっ! 山頂は氷点下!? 続いて起きてきたママ、「さむっ!」って目を白黒させて驚いてました (^^: 見回すと、昨夜は4台ほどだった駐車場は既に満車状態。 でも車内に人がおらず、すでに8割くらいの車は出発済みの様子。 えっ? もう? まだ6時だよ? そんなに早く出発しないとダメなの!? つ〜ことは、これから登るつもりの男体山って・・・ ちょっとビビリモード (^^;
まぁ慌てようが焦ろうが、来ちゃったんだから仕方ない。 トイレ→珈琲を用意→パンで軽めの朝食→準備開始と流れるように動き、準備万端。 いざ出発!ってなったのはAM7:10。 空は狙った通りに快晴で雲ひとつなし! 早くも景色、眺望が楽しみです。
今日のレイヤーは オレ : トップス 吸湿速乾の長袖インナー+Tシャツの重ね着、アウターとしてウインドシェル+Gore ボトムス サポートタイツ+薄手トレッキングパンツ ママ : トップス 吸湿速乾のインナー+長袖クールシャツの重ね着、アウターとしてウインドシェル+Gore ボトムス サポートタイツ+薄手トレッキングパンツ というイデタチ。
アウターは暑くなったら1枚づつ脱げるよう、薄手のものを重ね着しておく。 休憩で汗が冷えないようにしないと 風邪ひいちゃうからね。 ちなみに今は寒いので全部着てますが (^^;
男体山は、二荒山神社所有の山で御神体ならぬ御神体山だそう。 (知らなかった!) したがって登山ではなく登拝と呼ぶ。 神社社務所で登拝届(名簿記入)、登拝料として500円/人を納めて登拝祈願のお守りを頂戴しました。
届け出と礼拝を済ませ、いざ男体山! 中宮祠拝殿の横に山門が設えてあり、その山門をくぐったところから登拝が始まります。
最初は石段、続いて木段の道。 ブランクの長かった脚には、このスタートは有難い。 焦らずジックリ高度を稼いでいきます。 木段が終わり、足元が登山道らしくなってくると一気に勾配がキツくなり樹林帯の中を歩いていることも相まって、 徐々に言葉少なに・・・
男体山は、山門を0合目、山頂を10合目と呼び、合目の印に石碑やペイントが用意されてる。 登るにしても下るにしても、どちらにしても目安になるんで有難い半面、ココロが折れそうなときは、「まだ○合目〜!?」っと、 恨めしくなっちゃうこともしばしば。 さて今回はどちらでしょう!? (>_<)
いつもより休憩回数を多めに取りながらマイペースで登ること70分、4合目の合目石に到着。 すでに大汗かいてるんで、ここでアウターを脱ぎつつ少し長めの休憩。 3合目〜4合目が緩やかな勾配の舗装路。 いつもだと舗装路はつまらん!って文句のヒトツも出るところ。 でも今日は、0合目〜3合目までの勾配がかなりキツく、長いブランクの脚には相当の負担だった。 そういう意味では、勾配の緩やかな舗装路は一息つくのにも乳酸が溜まった脚を休ませるのにも意外と役立ちました。
さて。 ここからは 「見るからにキツいです」っていう勾配。 水分、糖分、そして忘れちゃならねぇニコチンも補給して、いざリスタート。 再び始まった石段、木段を乗り越えると、斜面に付けられたツヅラ折りの登山道。 標高を稼いでいくと、神社周辺では「色づき始め」程度だったモミジやカエデが見事に紅葉してました。
雲ひとつない快晴、真っ青な空。 真っ赤なモミジ。 眼下には中禅寺湖。 うひひひひ・・・・ 狙い通りじゃん!! (^-^)v
ツヅラ折りの登山道、進めば進むほど勾配が増し、そしてガレてきた。 岩を乗り越え、根っこを踏み越え、眺望が効かない樹林帯を黙々と進みます。 一歩々、慎重に歩を進めないと怪我しそうなほど暗く狭く細い急勾配の道。 「山に来てる!」っていう充実感と「気をつけなはれや!」っていう緊張感が同居してる この感じ。 このゾクゾクする感じが堪らないんだよねぇ・・・
30〜40分に1回の割合で立ち止まって小休止。 給水・糖分補給を繰返しながらマイペースで高度を稼いでいき、5合目、6合目を無事に通過。 そして漸く到着した7合目。 ここから先、ルートの様相が様変わりする様子なんで、しばしの大休憩。
ここまで掛ったのは2時間25分。 ヒサビサだし、休憩も多いから、まぁこんなもんでしょ。 一息つきつつあたりを見回すと、目の前にはゴロゴロ岩の直登が。 もしかしてコレを登るの!? う〜む・・・・
ん? あれ? ( ̄□ ̄; さっきまでの快晴は何処へやら。 いっきにガスが出てきたようで、眼下の様子が見えづらいし、 空も青空の面積が大幅に減少・・・ (ToT)
文句を言っていても仕方ない。 「山の天気は変わり易い」って言うし、その「変わる」方向が「良い方」かもしれないじゃないか! いや、きっと「良い方」に決まっておる! 「そうだそうだ!」 っと、気持ちを奮い立たせるように、あくまでポジティブに考えてリスタート。 残すは8合目、9合目、そして山頂だっ!
ここからの8合目までのルート、勾配のキツい岩場の状態で、だいぶ低くなってきてた木々の間をすり抜けていくような感じ。 そんなルートを黙々と登り、なんとか8合目に到達。
8合目〜9合目は再び木段が登場。 お疲れの脚にはかなりキツい。 悲鳴を上げ始めた脚を宥めながら、エッチラオッチラ登って岩に大きくペイントされた9合目を通過。 ここまで来ると山頂付近がやっと見えてくる。 周囲はそろそろ森林限界。 木々は人の背丈程度になり強風のためか、反り返った向き、枝の向きが一斉に揃ってる。 そして足元はいよいよ溶岩帯。
溶岩て言うと黒いイメージがあったんだけど、ここのは赤錆色。 細かく砕けて砂礫になってる部分も多く、非常に歩きづらい。 それまでなんとか耐えていた脚も限界が近く、踏ん張りの効かない砂礫を歩き始めたら、いよいよビキビキ言い始めた。 まずい! 早く登らなければ!! ( ̄□ ̄;
見上げると目の前には空に聳える男体山の山頂。 空は白くガスってるものの、天空に向かって綺麗な三角形を見せる山頂付近の景色は、
「うわっ! やっぱし来てよかった! ガスってるけど・・」 「うわ〜! やっぱ綺麗だね〜 ガスってるけど・・」 「うわっ!、うわ〜! うわ〜! ガスってるけど・・」
っと、一応は納得できるものでした (^-^)v
砂礫に脚を取られつつもなんとか山頂直下の岩場に到着。 この岩場を乗り越えれば男体山の山頂、そして二荒山神社奥の院だ。
深呼吸ひとつ。 息を整え いざ山頂! 岩場に取りつき、足場を見定めながら進みます。 奥の院の鳥居到着はAM11:10、出発から4時間でありました。
時刻はもうすぐお昼時。 その割に、山頂はまだそんなに混雑していない。 おし! 山頂モニュメントへのアプローチは後回し! 先にランチだ!! 奥の院の社務所、今は建物自体が解放されていて、非難小屋として登山者が利用できるんだけど、でも中を覗くと モロに廃墟って感じ・・・ う〜ん、ココはちょっとなぁ・・・ (>_<)
風が無いし、無理に建物の中に入る必要性も無い。 今日は社務所の横でオープンに行こう。 すぐ横に角材を並べてベンチの様にしている場所があったので、そこを拝借です。
今日のランチは、コンビニのオニギリ2個+ミニカップヌードル。 チョコチョコ変わるマイブーム、今年はこのオニギリ+ミニカップ麺スタイルがオキニ。 山頂での一服を堪能しつつ、まずは湯沸かしです。
JetBoilを導入してから湯沸かし時間が非常に短くなった。 でも、年に10回以下の使用頻度、しかも湯沸かしばっかり。 なのに価格は1万円前後・・・・ お世辞にもコストパフォーマンスが良いとは言えないし、実はランニングコストだってやや高め。 でも軽量コンパクト、そして大火力ってのは一度使うと手放せないんだよねぇ・・・
話しを戻して。 カップヌードルに湯を注ぎ、オニギリを上に乗せる。 重し 兼 温め ってヤツね。 その間に、もう一つのオニギリをガブリ! むふ〜・・・ ヒサビサのヤマメシ・・・ これでガスって無ければ・・・ (^^;
「勢いよく食べちゃって、ひとりで早く食べ終わってボ〜ゼン」 っという、いつもの失敗。 今日は細心の注意を払ったんで、いつもより長い時間 ヤマメシを堪能できました。 時刻はPM12:10。 山頂に到着するハイカーも増えてきたんで、早々に交代すべく撤収。 下山前に、山頂モニュメントに移動、お約束の記念写真をパチリ。
さて、いよいよ下山開始。 二荒山神社〜男体山はルートが1本しかなく、ウチらの大好きな周回ルート、 往復別ルートは取れません。 登ってきたルートをひたすら戻るピストンルートです。
だから、下山を始めてすぐに溶岩帯で砂礫の中を進むことになる。 もともと踏ん張りが効かない砂礫のルートってところにきて、下山開始直後から、オレの両太もも(正確には膝のすぐ上)が 悲鳴を上げ始め更に踏ん張りが効かない・・・
そんなオレの脚、すぐにピキピキを通り越して8割がたツッてる!って状態に。 膝を伸ばすとツる! 曲げてもツる! 微妙な中腰状態がベストっていう、かなりキツい状態を維持するしかない。 うぉ〜! いってぇ〜!!! 涙目になって下ります (>_<)
この痛み。 いつもは、しばらく我慢すると自然と解消する。 だけど、その 「しばらく我慢」 がやっぱりツラいのよねぇ・・・ 案の定、9合目のペイントを通過したあたりで両太ももは痛みから解放。 ココから先は膝、太もも、脹脛に注意しながら慎重に下っていくしかない。
登りが長時間だったってことは、下りも長時間。 登りがキツかったってことは、下りもキツい。 そりゃ当然だわなぁ。 そんな愚痴をこぼしつつ黙々と下っていく。 登りの時は、イッパイイッパイと言いつつも、写真を撮ったり、空を見上げたり、振り返って景色を見る余裕があった。 でも下りに入ると、そんな余裕なし! 脚を労わって降りるためにポールを持ってるから手が塞がってるし、場面によっては岩や木々、ロープに手を添えて下っていく。 そんな中、写真なんて撮ってる暇が無い! いや、撮ってる余裕なんて無い! (>_<)
脚の早いハイカーを前に送りながらマイペースで、ウチらはとにかく慎重に下る。 そう言ってるうちに、ちょっと大きな岩の段差で目測を誤ってママが転倒! ( ̄□ ̄;
幸い腿を少し打撲、指を少し裂傷した程度で済んだけど、考えてみれば疲れもピーク、つい気が緩んじゃうタイミングだ。 そんなときほど怪我をし易い。 この先は気を引き締めて! とにかく注意!! だね。
往路と同じく細かく小休止して水分補給、6合目付近、4合目付近ではニコチン補給も兼ねて大休止。 とにかくマイペースでユックリと。 唯一気を抜いて歩ける4合目〜3合目の舗装路も、後続者にガンガン追い抜かれようがワレ関せず! とにかく脚を労わりながら下ります。 再び急勾配の登山道になる3合目〜2合目(どこに有った?)をヒ〜ヒ〜言いながら、そして少しづつ勾配が緩くなる 2合目〜1合目は爆発しそうな膀胱を宥めつつ一気に下り、0合目の山門が見えたときには、
「やった! 登拝できた!」
っと、膝から崩れ落ちそうでした (^^;
やっとのことでクルマに戻ったのはPM15:35。 いつもの「山旅ロガー」によると、8.9km、8時間25分の山旅でした。
一服しつつ片付け。 時間的には早く移動して、温泉で汗を流す→買出し→ビール!の流れに入りたい。 でも、この時間って行楽帰りの渋滞真っ最中じゃない?? でも暗くなるまで待つのもイヤだし、覚悟するしかないね。 そうと決まれば即行動。 登山者用P出発はPM15:45。
湖畔メインストリートは案の定渋滞してる。 こうなると抜け道も渋滞しちゃうから、どっちにしろ同じ。 諦めてノロノロと第1いろは坂を下ります。 坂を下り切ったところでナビ子さんの指示はR120から外れて県道へ進め。 ナビ子さん言われるがまま県道に入ると、あらまぁ、ガラガラじゃん!! よくやったナビ子さん! 渋滞の いろは坂で、「温泉も混んでそうだなぁ」 なんて、少し戦々恐々だった。 でも、もしかしたら、この状況はいけるかも!? 急にテンション↑↑、鼻歌交じりに向かったのは「やしおの湯」。 中禅寺湖周辺、湯ノ湖周辺の観光ホテル貰い湯だと、軒並み1000円掛る入浴料も、ここ「やしおの湯」は、日光市の 公共施設ってこともあり、とっても良心的な510円。
駐車場には十分な空きがあり、「おっ! あんまり混んでなさそう!」と一安心。 クルマを停め、イソイソと受付、チケット購入の自販機に並んでいると、そこに観光バスが到着。 ん? 観光バス? これはもしかして・・・・
職員さん : 「団体様、ご到着で〜す!」
えっ? なに? 団体? ウソ!? 思わず、「マジかっ! 混んじゃうじゃんよ〜!!」 って、声に出してボヤいちゃった・・ (^^; 大急ぎでチケット購入、受付を済ませて脱衣所侵入。 もうここからは猛ダッシュ。
団体客が押し寄せると 「脱衣所が大混雑→裸の触れ合い → そんなのヤダ!」 うわ〜! キモチワルイ! 脱ぐのもモドカシク、纏めて脱いでロッカーにぶち込む。 浴室に入ったら、洗い場には既に5人ほど並んでいる! うぉ! マジかっ! ( ̄□ ̄;
最後尾に並んで待つこと3分。 タイミングが良かったのか回転が速く、サクッ!と洗い場に入れた。 目の前の列は見る見る長く伸びていく! うぉ〜、急げ〜 (なぜか急いでしまう) アタマ→カオ→カラダ と一気に洗浄、バババッ!と流して終了! ハイッ交代!
まだ混雑していない浴槽に身を沈めて気が付いたんだけど、なぜか息が切れてハァハァしてた・・・ なにしてんだ、オレ!? ( ̄□ ̄;
少し熱めのお湯は、肌に触るとヌルッとするタイプ。 今日の下山中、高度を下げたら硫黄の匂いがし始め、 下山すればするほど、その匂いがどんどん強くなってた。 だから、てっきり「この辺の温泉は硫黄泉」って思いこんでた。 でも、ココ「やしおの湯」は、硫黄臭なんて皆無。
はて?っと考えてみたら、硫黄の匂いを嗅いでいたのは中禅寺湖畔に聳える男体山の麓。 今いるのは、いろは坂を降り切って日光宇都宮有料 清滝ICの近傍。 場所も違えば標高も違う。 そりゃお湯も違うわなぁ! わはは (^-^)v
話しを戻しましょう。 観光バスの団体さん、どうやらウチらと同じで登山客の様子。 ドドドッ!っと入って来て、洗い場待ちを見て一瞬ギョッとした表情、でもすぐに諦めの表情にかわり、行列最後尾へ。 良かった、速攻で動いて・・・・ (>_<) ん? ちょっと待てよ・・・ 目の前に行列がある=あの人数が湯船に入る→裸の触れ合い→キモチワルイ だな・・・ 想像してみる・・・・ イヤ〜!! (ToT)
お湯に入っているのにサブイボ! 行列が15人を超えてきたのを見計らって、オレはオイトマすることに。 「ゆっくり入ってお湯の中でマッサージ! 1時間くらいだね」 なんて、入る間際にママと会話してた。 でもまだ25分しか経ってない・・・・ まっいいか! こんな日もあるさっ! (T_T)
着替えを済ませ待合室でボンヤリしていると、なんとママも40ほどで出てきた。 やっぱり混雑があったようで、なんとなくサッサッとしなきゃ! になったみたい。 お構いなし、マイペースでにユックリ入れば良いんだろうけど、子供のころに通った銭湯のイメージっていうか、 銭湯のマナーって言うか。 混んでたら早めに切り上げるとか、パッと譲るとか、そんなのが染みついちゃってるからねぇ。 ついつい・・ ねぇ・・ (^^;
セワシナイって言えばその通りの入浴。 510円だから良いものの、金を払って30分も入って無いんだからね。 でも、「早めに動ける→早くビールが呑める」っていう風に思い直せば、これはこれで良しってことで (>_<) さぁ、そんじゃ動きましょう。 記憶をたどると、今市ICの近所にスーパーがあったはずだ。 でもオレの記憶だからな・・ 怪しいか? (^^;
Ipadのアプリでスーパーを探すと、日光ICの手前にもスーパーを発見。 こっちは最新情報だから間違いないね。 相変わらず渋滞中のR120。 早々に見切りをつけて裏道にエスケープ、その選択は大正解、スイスイ進んで無事にスーパーへ。 今日はここ、リオンドール日光店で夕食(と言う名のツマミ)の仕入れ、30分ほどで買出し終了。 よし、後は泊地に動くだけ!
ん? 待てよ!? R120は渋滞だよな・・・ 日光駅前から今市ICの距離は6.7kmほど。 それが渋滞だろ? さっきのペースで行くとすると、1時間近く掛るかもしれんぞ。 おぃおぃ! それじゃぁ、せっかく「セワシナイ入浴」をポジティブに捉えて良しとしてても元の黙阿弥じゃねぇか! お〜し! そんじゃ秘技を繰り出そうじゃないの。 「秘技! 有料道路でショートカット!」 だっ!
幸いなことに今いるスーパーからならR120に出ないまま有料道路 日光ICへ入れる。 1区間走れば今市ICだから大幅な時間短縮、そして費用も最小限だ。 そうと決まれば早速移動。 スーパーからすぐの日光ICで有料に入ると、さっきまでのR120の渋滞はなんだったんだ? ってな位にスイスイ。 ぶっ飛んでいく他のクルマが多くて怖いくらい。 快適なドライブで予定通りに今市ICで降りたら料金は100円 (^-^)v
渋滞による時間ロスと苦痛を100円で無かったことにできるんだから、今回の秘技は大成功だったね。 さぁ、後はナビ子さん任せで今夜の泊地 道の駅 湧水の里しおや へ向かうだけ。 距離にして12km、信号もクルマも少ない郊外の道。 気温も丁度良く、窓を開けて走れば これまた快適ドライブ。
道の駅到着はPM18:20。 駐車場は広くフラット。 見晴らしっていうか見通しもバツグン。 ガラガラなのを良いことに、トイレに近いハジッこ、一等地をゲット。 トイレに行きがてら施設の全体像を把握すべく少し歩いてみたんだけど、ココはまだ新しい施設らしく、とにかく綺麗で広々してる。 そして国道沿いとはいえ400番台の国道。 交通量も多くなくて、とっても静か。 これで夜中に「オロカモノ」が来なければ満点だね。
クルマに戻って、早速今夜の夕食(一献)の準備。 日光ほどの寒さは無いものの、自宅近辺よりは確実に気温が低いんで、今夜はこの秋冬で初のオデンをメインに。 そして両脇を固めるのが、山旅の後の定番 鶏料理を2種と、なぜか餃子 (>_<) これをバリっ!と冷えてるビールで。
スタートはPM18:45。 まいど言ってることだけど、とにかく意識してノンビリやんないと、スタートから1時間ほどで満腹→睡魔→早すぎる寝 になっちゃう。
「オデンはユックリと煮ながらなんでクルマの中も温まって一石二鳥!」 「筋肉を使ったら鶏肉で疲労回復!」 「餃子のニラ・ニンニクで体力回復!」
そんなタワゴトを言いつつのビール。 いやはや旨かったなぁ・・・ (^-^)v
ユックリを意識したはずなのに、ママがフネを漕ぎ始めたのはPM20時すこし前。
オレ : 「ん? おぃおぃ。 もう眠くなった?」 ママ : 「ん〜・・・・」 「一服して、トイレ行って、寝る!」 オレ : 「え〜っ!」 ( ̄□ ̄;
いくら寝不足+激しい疲労+気持ち良い酔い とは言え、この時間に寝たら朝までが長すぎる。 って、言ってる傍からママはベッドへ。 ん〜・・・ オレはどうすっかなぁ・・・ やっぱし早すぎるよなぁ・・・ もう少し起きてっかな・・・ 少しだけ時間調整するつもりで、しばしダイネットでネットサーフィン。
でも、この時に照明を落とした(薄暗くした)のがいけなかった。 10分持たずに激しい睡魔が! いかん、オレも眠くなってきた・・・ っと、Ipadを腹に抱えたまま目をつぶったのが更にいけなかった。
そのまま、あっ!ちゅう間に寝落ち。 寒くて目が覚めたPM22時まで、ダイネットで爆睡してしまった模様です・・・ (ToT)
16日(日曜) AM6時起床。 さすがに10時間近くも寝てると目覚めは最高。 でも・・・ でも・・・ 両太ももが超絶に激しい筋肉痛! (ToT)
ベッドから起きられないしクルマから降りるのも苦痛。 一度 座ったら立ち上がれないし、立ったら座れない・・・・ なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁ!!!!! (>_<)
考えてみればそれもそのはず。 山旅は5カ月のブランク、それなのに標高差1200mのピストン、8時間30分の所要時間。 いくらオレが10km/日のウォーキングをしていても、山歩きとは大違い!ってことだ。
「筋肉痛は動かさないと早く良くならない」
とか言いつつ、激しく痛む足を引きずりながら道の駅を徘徊。 売店が開くのをチェックすると、開店時間はAM8:30。 2時間以上の待機だ。
珈琲を用意し今朝もパンで軽めの朝食。 ベッドメイクしたり車内清掃しても時間を持て余すのは、もう毎回のことです・・・ なんとか時間をつぶし、売店(産直)開店と同時に突入、期待していたブツは入手出来なかったけど、 それでも何種類か、美味しそうなお野菜を購入。 さ〜て、そんじゃ帰路につきましょうか。 昨夜の段階では「明日は時間もあるし観光するとか寄り道するとか・・・」って、そんなことを考えてた。 ここ数年、なかなか出来なかったからね。
ところがどうよ、この酷い筋肉痛・・・ 「今日は無理せず帰ろう」っと、ママが。 う〜む・・・ 面目ない・・・ (T_T)
道の駅を後にしたのはAM9時、もちろん帰りもR4BPを中心とした一般道です。 目の前のR461、少し矢板方面に走って県道77号との交差点を右折。 あとは道なりに県道77号を進めば日光宇都宮有料と平行して走るR119に出る。 R119に突き当ったら右折、後は道なりで往路でも使った宇都宮北道路を経由してR4BPに接続。
時間はまだ朝の範疇。 クルマも少なく宇都宮IC付近も比較的スムーズで、あれよあれよと道の駅から50分ほどで 北関東道宇都宮上三川ICそばのジョイフル本田に到着。 久しぶりのジョイホン! そしてジャパミ!
郊外のジョイホン、やっぱり駐車場がバカでかい。 ここも例外でなく非常にでかくて、もちろんキャンカーも余裕。 久しぶりのジョイホン。 ママも楽しんでるようでユックリと見て回ってます。 ジョイホンで自宅用雑貨を、ジャパミで夕食の食材やお昼の弁当を調達。
ジョイホンって、ついついアッチを見てコッチを見てってやるから、気が付いたら結構な時間居ることになる。 みんな知ってる? ジョイホン+ジャパミにはある法則が有るんだよ。 それはね、
買い物時間とお財布の中身(残金)は反比例する法則
または、
買い物時間と出費金額は比例する法則
あっ、どっちも同じか (^^; 気持ちの良い風が吹いてる中、駐車場でお昼のお弁当。 気持ち良すぎて昼寝しそうだ ← まだ寝るってか!?
さて、そんじゃぁ睡魔に襲われる前に帰宅しますかね。 PM12:15に出発、目の前を豪快に流れている R4BPに戻り一気に南下。
R4BP、道中に道の駅しもつけ、道の駅 まくらがの里こが、道の駅ごか、道の駅 庄和 っと、道の駅が4ヵ所。 「道の駅とかで適宜休憩ね」 って言いながら走り出した。 ところが、どこにいっても混雑が激しいし、トイレに寄りたくもならず、あれよあれよと埼玉県入り。 このルート最後の道の駅、庄和でやっとの休憩。
ジョイホンから1時間強でココまで戻ってこれたんだから、空いてたってことだよね。 20分ほど休憩してリスタート、往路をトレースするように自宅まで。 PM14:20、無事到着です。
5カ月というブランクを押してのノンビリ歩き隊、そして山旅。 標高2486m、標高差で1200m、所要時間8時間30分 の山旅は、長いブランクの身体からすると 「助走やウォームアップ無しで全力疾走」 したようなもん。 高原歩きや渓谷歩きなど、「助走やウォームアップも少しは考えろよ」 と反省する部分も多いにありました。
でも、有る程度とは言え、希望通りの景色・景観を楽しむことが出来た。 そして何よりも、な〜んも出来なかった今年の7月〜8月、打ちのめされてボ〜ゼンとしていた9月を思えば、 この両太ももの超激しい筋肉痛でさえ、「戻ってきたぜ!」 っていう、なにかの証拠かもしれない! っと、思っている今日この頃であります (^-^)v
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