「2017 夏キャラバン in 東北!」
7年ぶりの東北は懐かしさと驚きの連続でした! の巻 |
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14日(月曜) AM4:50起床。 もう何も言いません、いつも通りの早起き。 昨晩〜未明まで降っていた雨も上がり、空一面に広がっていた雲にも切れ目、青空が覗きはじめてます。 今朝も寒いくらいで、朝方になると毛布を掛けなくちゃいられない気温です。
今日の予定は目の前の「男鹿水族館GAO」を見学から始まるんだけど、いかんせん早起きしすぎで 開園時間までなにして過ごしましょう? (^^; とにかくノンビリと朝食をとり、食器洗いを念入りに、ベッドメイクだってしちゃうし、ゴミの整理やら、 床掃除、屋根に登ってソーラーパネルだって拭いちゃう。 それでも時間が有る・・・ よ〜し、オマケに散歩もつけちゃおう!! (^^;
そんなこんなで時間調整してたら、「あっ! みんな もう向かってる!」っと ママが大声。 どうやら、お盆期間は開園時間が早まってたみたいで、なんとAM7:30に入園OK。 1時間半も前倒しするなんて、なんて太っ腹なんでしょ (^^)v
ココを楽しみにしてたのは もちろんママ。 そしてその理由が、いろんな魚の展示を見ることよりも、白クマやペンギン、アシカやオットセイのオヤツ タイムとか、ショー見学がメインだってこと、オレは知っているのだ むふふ・・・ (^^♪ でも、見学順路が決まっていて、全部ぶっ飛ばして最初からアソコにってのが出来ないようになってるのが ミソなんだよね〜 (>_<)
規模としては中規模クラスの水族館、魚たちよりも白クマとかアシカとか海獣の展示にチカラを入れてる みたいでした。 でもオレが一番注目したのは、ペンギンでもシロクマでもなく、ホッケとハタハタの展示。 居酒屋のメニューで良く見かけるサカナだけど、生きた個体って見たこと無かった。 特にハタハタ。 県の魚に指定されてるだけあって説明も豊富。 オレ的にはコレが一番の収穫、お勉強だったな。
さて、一通りの展示を見学。 オヤツタイムもショーも無事に見学出来たし、お土産も買えたんで、ママの表情は ニッコニコ。 お〜し、ママの機嫌が良いうちに動きましょう。
今日は移動距離、あまり多くないんでオール一般道(高速の無料開放区間は使うけどね)での移動です。 水族館を後にして向かうは入道崎。 走ること15分、到着した入道崎は13年前とな〜んも変ってない(ように見える)。
入道崎に来たのは、今日のプチ贅沢として美味しい海鮮丼でランチを!って思って。 でも、水族館が1時間半も前倒しだったから空腹じゃないし、なにより海鮮丼の殆どがウニとイクラが メインで、なんとママが苦手な食材のオンパレード。
もちろんママが食べられる料理や各種ドンブリもあるんだけど、どう見ても、いや あきらかに、いやいや 間違いなく「格落ち」。 せっかく秋田・入道崎まで来て、ラーメンとか親子丼とかってないよねぇ。 「格が落ちすぎ」だっつ〜の!! っと言う訳で、入道崎のランチはパス!! (>_<)
っとなると、どこでランチ? どこでプチ贅沢? ともかく、クルマを走らせながら考えましょ。 まず向かうは 道の駅おおがた。 10年位前までかなぁ、何年も大潟村の「あきたこまち生産者協会」ってとこから自主流通米を買ってた。 ちょっと高いんだけど、美味しくってねぇ。 それも、子供たちが成長→大量に食べる→エンゲル係数激増 っていう煽りを受けて頓挫。 「質より量」になったんだよね。 そんな思い入れのある大潟村、道の駅おおがた なら、「旨いご飯」が食べられるんじゃないか? 塩ムスビでも良いから! っと、勝手に妄想しつつ向かいます。
天気も上々、気分良く鼻歌交じりに左手に日本海を眺めながらR101を北上。 っと、前方に風力発電用の風車の大軍を発見。 「そうだなぁ・・ 天気も良いし、海を見ながら、この景色なら カップ麺でも良いなぁ・・」 「あら、アタシもそれで良いわよ」 えっ? まじっ? 良いの? とはいえ、海を望みながらノンビリ出来そうな場所、キャンカーが入れる場所なんて、そうそう簡単に みつから・・・ みつか・・ あっ、ココ はいれそう! えいっ! (^^;
その場所は 五里合地区神谷の漁港横の空き地。 隣が五里合海水浴場で、この空き地にクルマを停めて 漁港で釣りをしたり海水浴場のハジッコでサーフィンするらしい。 その空き地の一番奥、海水浴場との境目付近にクルマを停め、オーニングと椅子、ミニテーブルを引っ張り 出した。 おぉ・・・ 天気もバッチリ、風も気持ち良い。
料理のプチ贅沢は出来なかったけど、この景色を眺めながらマッタリして「ココロのプチ贅沢」ってことに してくんない!? (^^; カップ麺とアイスコーヒーというアンマッチな組合せながら、風に吹かれて景色を眺めていると、1個100円の カップ麺も、350円くらいの高級カップ麺に思えてきた (^^; おかげで、いつもより少しだけリッチ気分に浸れました。
1時間ほどマッタリしてところ撤収、北上・移動を再開。 ← 動きたくない病が発症する前にね! ナビ美さん任せで快調に走って、道の駅おおがた にはAM12:15 に到着。 「旨い米」「旨いメシ」があるはず!っと、期待感たっぷりに施設内を散策してみたものの・・・・ ジャンク系の店が有るだけで他に食事出来る様な店も、お弁当みたいなものも無し。 が〜ん!!! (ーー゛)
まぁね、さっき「ココロのプチ贅沢」したんだけどね・・・ 良いんだけどね・・・ ぐっすん・・ (T_T)
ガッカリと肩を落とし道の駅を後にして移動再開。 今日のこの後の予定は特に無し、ノンビリ泊地に移動するだけ。 そうそう! 別の用事で青森まで来ているコージさんと朝から連絡を取り合っていて、 「青森での用事も終わったから」 ってことで、急遽 今夜の泊地で合流することに。 そんじゃウチらは寄り道しながら、買出ししながら、温泉に入りながらノンビリと向かいましょう。
温泉は何処でも良いんだけど、ママがサクッと検索したら能代に入る手前に良さげな施設を発見。 時刻はPM13時過ぎ、まだ早い時間だけど、昨夜の泊地は海っぺり、今日もずっと海っぺりだから 海風・潮風を浴びっぱなし。 言われてみれば、なんとなくカオもカラダも髪の毛も汐っぽくなってる。 お〜し、今日は早めの温泉でサッパリしちゃおう!
てな訳で行先を急遽変更、向かうは今日の温泉「船沢温泉」。 フレコミによると、とっても良い温泉だったものの震災の影響で一度は閉館。 それを別の経営者が再興・再開した地元で人気の温泉だと・・・ ふんふん・・・ なるほど。 期待して良さそうだね。 「今日も良さそうな温泉を見つけた」っと、鼻歌交じりにドライブ。 ナビ美さんに導かれるまま向かっていると、どんどんと田んぼや畑の真ん中に連れて行かれる・・・ あれ? このパターン・・・ 大丈夫か!? ムクムクとアタマをもたげてくる不安。 さっきまでの期待感タップリ、鼻歌交じりのドライブは何処へやら (^^;
こんなとこ、キャンカーで走って良いのか? って思う様な思いっきりの農道。 慎重に走ることしばし、突如目の前に現れた温泉施設は、パッと見た感じ コジンマリとしている。 でも清潔そうだし駐車場も広い。 停まっている車は他県ナンバーも多い。
もう長いこと、全国のアチコチの入浴施設を利用してるから見た目や佇まいで、感が働くっていうか、 嗅覚が働くっていうか、ある程度の判断っていうか、予感っていうか、予想っていうか。 勝手ながら、そんなことをするようなっちゃった ← 良く外れるけどね その感じから言うと、今日は「アタリ」・・ かな!? (>_<)
料金もリーズナブル、予想通り施設も清潔、職員の対応なんかも至って普通。 ホッと一安心、さっそく入浴です。 時間が早いこともあって駐車場も脱衣所も浴室も 全て空いていて、非常に快適、気持ち良く入浴できました。 お湯の数や設備はシンプルだったけど、ちょうど良い湯温だったしサッパリするには最適。 いやはや極上の温泉を堪能できました。
大満足で移動を再開したのはPM14:15、次は買出しです。 昨日13日、横手で買出しで、地のスーパー検索を面倒がって、ついついイオン系列の店舗を利用 しちゃった。 んで思ったんだけどね、やっぱり大型チェーン店は、それなりものしか置いてないってこと。 ハズレは無いけどアタリも無い。 無難で当たり障りの無い、ごく普通のものしか売って無い。 面白くもな〜んともない。 だって、それだと自宅近所で買い物してるのと変わらないもの。
スタート直後の11日、翌12日の買出しは、モロに地のスーパー、小さなスーパーを利用した。 こちらは選択肢も少ないし値段だって やや高い。 でも、地の食材、地の料理、地の食べ方ってのがダイレクトに判る。 絶対に地のスーパーのほうが楽しい!! (^^;
っと言う訳で、今日は昨日の反省もこめて なんとか探し出した 地のスーパーを利用。 地の食材・料理を中心に物色、今夜のコージさんとの合流も視野に入れての買出しです。
さて、買い出しを終えたら本日の業務は完了! 向かうのは 泊地&待ち合わせ場所。 青森との県境に近い 鹿角郡小坂 にある 道の駅こさか七滝。 R7と秋田道(無料区間)を交互に利用、能代の中心部や混雑をパス。 順調に移動して、到着はPM16:50。 県道を峠に向かって結構登ったところ、駐車場キャパも30台ほどの小さな道の駅、ガラガラでした。
停める場所を選ぶのに手間取ったものの、どうにかこうにか ソコソコの場所を確保。 町中から離れ、県道沿い、標高も高い。 交通量の少なさ、静かさ、涼しさ どれをとっても抜群で、 早くも安眠を約束されたようなモノですな (^^♪
ツマミを準備、一足先に始めちゃおっかなぁ〜って思ったとたんに コージさん&ちえちゃん が到着。 十和田湖から峠越えしてきたとのこと、お疲れさんです (^^; さっそくウチの車内で再会の宴に突入!! 2か月ぶりの再会、ツモる話も相当なもので、いつになくハイテンション。
いつもの早寝パターンに陥ること無く、良く食べ良く呑んで気が付いたらPM22時過ぎ! おぉ! いつもならとっくにイビキをかいてる時間 (>_<)
という訳でお開き、ザックリ片付けてPM22:20、就寝です。
15日(火曜) 今日もシッカリ早起き、AM4:55です (^^)v やや眠い目をこすりながら外に出ると、おぉう! 寒いじゃないのっ!!! 気温は20℃を遥かに下回り18.3℃、どうりで朝方に毛布を引っ張り出したはずだ・・・
一息入れたら朝食の準備、今朝は4人分ね。 いつもの挽きたて珈琲をタップリ用意して、パンにソーセージを挟んで・・っと甲斐々しく (^^; 今日は、この旅で2つ目のアクティビティを計画。 予約はAM9時です。 昨夜の内に、コージさんFの分を追加できるか確認したら、予約枠に空きがあった。 当日の受付もOKだったから、一番に行けば予約変更ができそう。
やっぱし、Team大好きっ!が誇る最強のツートップ揃い踏みだもん。 ウチだけやって待ってて貰うより、全員でやった方が断然 楽しいからね (^^)v
道の駅を出発したのはAM7時すぎ。 目の前を走る県道2号(樹海ライン) を大館に向かって一気に標高を下げていくと、 道の駅付近で 薄曇りだった天気が どんどん回復傾向。 良い感じだぞ〜。 走ること20分、今日のアクティビティポイント「大館・小坂鉄道レールバイク」に到着。
平成21年(2009年)に廃線になった小坂鉄道のレールを使用、往復3.6kmを専用の台車に乗って 「自力で漕いで往復する」、アクティビティです。 専用の台車も2人乗り、4人乗り、トロッコ と種類・台数が用意されていて1時間ごとの定期運行。 2人用を予約してあるんだけど、コージさん&ちえちゃんも入れて4人用に変更出来ればベストなのだ。
早く着きすぎて、受付開始まで1時間待ちだけど、天気も良く木々に囲まれ気持ち良い環境。 まったく苦になりません。 写真を撮ったりアチコチ散策してウロウロしていると続々と集まってくるスタッフ達。 まだかなまだかな? っと、ソワソワしながら待つこと1時間。 運行開始15分前になって やっと受付スタート。 一番に事務所に突撃、「これこれこういう訳で変更したい!!!」と機関銃のように捲し立てたら 「はいはい大丈夫ですよ」 っと、アッサリ OK \(^o^)/ ちなみに料金は、2人用が2000円/台。 4人用は3000円/台でした。
一番列車っていうのかな? AM9時出発は計6台の台車で、ウチらは変更したこともあり 4番目に出発の4人乗り台車。 前2座にはママーズ、後2座にオヤジーズが陣取ります。 出発は定刻9時ちょうど。 1号車から順番に、100mくらい間隔をあけて出発します。 受付前に少しコースを見ていて、スタート直後から 緩いながらも「やや登り勾配」だって判ってた。 「もしかしたら最初っから凄くキツいのかも・・・」なんて、戦々恐々だったんだけど さにあらず。 あれ?って思うほど、スイスイと進んでく・・・ やっぱり4バリキ ならぬ 4ジンリキ だからか? (^^;
さっき走ってきた樹海ラインのすぐ脇を走っているレール。 道路との交差や、鉄橋なんかもあって、スリル満点! 登り勾配がキツくなると「漕げ〜」「加速!!」っと掛け声を掛けて、全員でエッチラオッチラ。 普段、自転車にまったく乗らないオレとママ。 もしかしたら筋肉痛になるかも・・・ っと早くも不安が (>_<)
景色を楽しんだり、第一村人発見!を楽しんだり、おばちゃ〜んって手を振って楽しんだり。 往路10分弱、存分に楽しむことが出来ました。 終点についたら、専用の転回部分で1台づつ方向転換。 これで台車の列が前後入れ換わるので、 復路は3番目の出発です 往路と同じように100mくらいの間隔を保って復路スタートです。
復路はもちろん 緩い下り勾配。 漕がなくても なんとな〜くスピードが出て進んでいく。 懸命に漕がなくても良いから余裕シャクシャク〜 っと、ノンビリしてたら後続車との距離が! うぉ〜、イカン!! ダッシュッ!! っと、猛烈に漕いで ブッチぎって見ました (>_<)
発着点に無事到着。 往復で30分弱 と、思ったより短時間だったけど充分に楽しめた。 これで 750円/人。 コスパも悪くないしね。 (しかも記念写真が1枚もれなくついてくる。 焼き増しは300円/枚と良心的です)
あっ、ちなみに 他の乗客は みんな子供たちと一緒、家族連れ。 いい年こいたオッサン・オバサンのグループはウチらだけでした (>_<) いやはや それにしても! ヒザが笑うことも無く無事に下車・クルマに戻れて良かった良かった!
一息入れて 小坂レールバイク事務所を出発。 向かうは 道の駅ひない。 ナビ美さん任せで走ることしばし、到着は時刻はAM10時ちょうど。 ランチにはかなり早いんだけど「朝食が軽めだったし運動後だから、ぜんぜんイケる!」ってのが 全員共通の意見、そうなるとココで比内鶏を食べるっきゃないでしょ!!
ドタドタとレストランに向かうと・・・ まだ開いてません (T_T) 「くわ〜、1時間待ちかぁ」「まぁ良いよ、今日は朝から待ちだしさ」 っと言う訳で1時間の待機、でもタダではおきません! その間に比内鶏のタマゴを使ったソフトクリーム!! (^^)v
AM11時、ようやく開店したレストランに鼻息も荒く突入。 食い入るようにメニューを見つめ、あ〜でもないこ〜でもない っと吟味. んで決まったオーダーは、コージさんが 比内鶏の柳川風鍋定食、ママーズ2人が 比内鶏のカツ煮定食、 オレは定番の比内鶏の親子丼。 カツ煮ってのはチキンカツを煮るってことだね。 でも 柳川風鍋ってのは見たことも聞いたことも無い。 そっかぁ、定番メニューも定石だけど、見たこと無いヤツもチャレンジャブルで良いかも。
そして待つことしばし。 来ましたよ〜、カツ煮も柳川風鍋も グツグツ 言ってて、見るからに旨そう〜!! もちろん親子丼もタマゴがトロトロ〜 \(^o^)/
結構ボリューミーだったけど全員が完食、満足してお店を後にしました。 さ〜て、そんじゃ移動しましょう。 今日はこの後の移動が長いけど、都市部って言うか栄えてそうなところを通らないから予想時間通りに 動けそうです。
道の駅ひない を出発したのはAM11:40。 R285で 大館郊外の大館能代空港に向かい、R105へに入ったら ひたすら道なりに南下。 途中、道の駅や産直で適宜 小休憩を入れながら順調にドライブを続け、一気に田沢湖へ。 湖畔の御座石神社にある無料Pで小休止。 道の駅ひない から 約93km、1時間55分のドライブでした。
目の前の田沢湖、「田沢湖ブルー」ってのかね!? いやはや とんでも無く青い。 真っ青じゃなくて、水色っていうかスカイブルーっていうか、「どうやったらこんな色になるの?」 って思うほど。 透明度も高いし、魚もうじゃうじゃ。 売店で「お魚のえさ」って売ってるくらいだから、餌付けされているらしく、湖岸に人の気配がすると わ〜って感じで寄ってくる・・・
オイオイ・・・ (ーー゛) オマエら、池の鯉かっ!! ウグイだべ? 野生だべ? 野生のプライドはねぇのかっ!? っと つぶやこうが 怒ろうが、ウグイはウグイで餌を貰うことに精いっぱいみたい・・ (^^;
そんな田沢湖ブルーに別れを告げ、向かうは本日の温泉「乳頭温泉郷」。 そうとうな登り勾配を行かなくちゃいけないんだけど、ガイド本で見た景色にやられて、 「どうしても入りたい!」っと、早い段階から行くことを決めていた温泉です。
激しい登りの県道127号、セカンドギヤでは登らずローギヤが必要になる場面もたびたび。 文字通り ひ〜ひ〜 言いつつ向かったのは、クルマで入っていける一番奥の温泉宿「蟹場温泉」。 その昔、周囲に沢蟹が沢山いたことで、この名がついたそうです。
到着はPM14:30。 ここから先は行き止まりで、周囲、そして 蟹場温泉 そのものが 秘境・秘湯 の雰囲気満載。 さっそく お邪魔すると、受付っていうよりも「帳場」って表現がピッタリな感じです。 料金は600円/人、今回のキャラバンで一番高い。 まさに秘湯!! (^^;
お風呂は、男女別の岩風呂、男女別の板風呂、女性専用露天風呂、そして離れに混浴露天風呂。 ポスターやガイド本の写真は、離れの混浴露天風呂のようです。
まずはママーズは岩風呂、オヤジーズは板風呂へ。 板風呂は、狭い・暗い・シャワーが超弱い という3重苦、さすが秘湯!!! でも、流石に源泉かけ流しの湯は いかにもキキそう・・・ (>_<)
洗髪・洗体を済ませて湯に入りながら、「せっかくだから離れの露天へ行こうか」っと、コージさんと 意見が一致。 混浴露天風呂にいくには、 「カラダを拭く→洋服を着る→受付まで戻る→自分の靴を持つ→板風呂と反対に進み裏口で靴を履く→ 裏口から本館を出る→70m位歩く→到着→脱衣所で脱ぐ→お湯につかる」 っという、なんとも面倒な手続きが必要なんだけどね。
さて混浴露天風呂。 確かに写真で見た景色でした。 時刻はPM15時、誰も入っていない風呂に、ウチらと同じタイミングで来た2人を加え、 4人のオッサンが浸かっております。 しばらく入っているとポツリポツリとやってくる人がいて、中には女性も。 えっ!? 女性??? 「チャレンジャーだなぁ」って思ってると、とにかく丸見えなのにビビって、全員帰っていく。 まぁ当然だわなぁ (^^;
充分に堪能したところで、ノボセル前にあがりましょう。 一連の面倒な手続き、今度は逆の流れで本館へ戻って、受付(帳場)の前にある休憩スペースで一息。 開けっ放しで空調なんかないし、晴れてて結構な日差しなのに この涼しさ。 やっぱり標高800mもあるからねぇ・・ 下界より4.8℃も低いはずだしねぇ。
予定時刻前にママーズも出てきて、「汗が引かない」って言ってます。 よっぽど お湯に浸かってたんだね (>_<)
湯上りの一涼みを終え、乳頭温泉郷を後に・・ っと、その前に調べ物しなくちゃ!! 道の駅ひないを出てから、混雑を嫌って街中を避け、3ケタ国道を走ってきたんだけど、思惑通り スイスイ走れた反面、ここまでお店らしいお店、スーパーが無くて買出し出来てない。 まずはソレ、買出しすることが最優先。
ロケスマ や Google map を駆使して調査してみると、このまま県道127号を田沢湖方面へ戻って R341で田沢湖駅に向かえば、地のスーパーが2店あることが判った!! おしっ、そんじゃ行きますか! 蟹場温泉を出発したのはPM15:30、県道はもの凄い下り坂、ブレーキが焼けないように慎重に。 目的のスーパーに到着したのはPM15:50、慎重に走っても やっぱり下りは早いのだ!
明朝の朝ご飯も含め 無事に買出し完了。 そんじゃ 早く泊地へ行って プシッ!っとやりましょう。 R46(秋田街道)を東進することしばし、県境の貝吹岳・仙岩峠を超える長〜いトンネル。 このトンネルを越えれば岩手に突入だねぇ・・なんて言いつつ快調に走ってたら、トンネル出口が 見えてきた途端に急にスローダウン。 ん? なんだよ、快調に走ってたのに〜! この先が急な下り坂だからかぁ? っと、トンネルを出たとたんに大雨!! うわっ!!! なんだなんだ!?
秋田県側は少し雲が多いものの晴れていて気持ちの良い天気だったのに、山をひとつ越えて 岩手県側に入った途端に雨天、それも結構な降りで、俗に言う本降りよりも強い雨。 いや〜こりゃ参ったなぁ・・ (^^;
そのまま坂を転がるように一気に下り、泊地候補の 道の駅 雫石あねっこ に到着したのはPM16:40。 ところがこれが誤算で、いやはや もの凄い混雑。 この道の駅、温泉施設が併設されてて人気なんだよねぇ・・ 知ってたけど・・ (>_<) しかもそこに来て土砂降りの雨に、傾斜がキツい駐車場、そして大混雑。
こりゃダメだっと、急遽P泊地を再検討。 周辺の道の駅は40km近く離れるのでパス、大きな公園でPがあって・・ っと見つけたのは 、 15kmほどいったところにある「県立 御所湖広域公園」。 御所湖の周りに公園が点在していて、駐車場も同じように点在、トイレもある様子だ。 ダメ元で行ってみると・・ おぉ! やった! 雨も上がったし駐車場も文句なし! イレギュラーだったけど、なんとか今夜の泊地を確保できました! よかった〜 (^^;
山を下りたことで天気が変わり、雫石の土砂降りは「へ? なんのこと?」ってな位に 回復。 曇ってはいるものの、非常に穏やかな天気。 はぁ〜ようやく一息いれられる!! (^^)v 夕涼みしながら まずはプシッと一杯! のつもりが、そうそうにツマミを引っ張り出しちゃったんで あれよあれよと本気の宴会に突入。 PM21時、寒くなってきたし、コージさんはフネ漕いでるしってんで 今夜はお開きにして就寝です。
16日(水曜) AM5起床。 もう毎朝この時間、「早起きしてるっ!」って気がしません (^^; なんとか天気は酷くならず、いまのところ曇り空。 できれば午前中だけでも このままで・・・
珈琲を入れていつも通りに軽めの朝食を済ませ、コージさん達が起きるまでノンビリと朝の散歩。 さて今日の予定はっと・・・ 昨夜、一杯やりながら「こ〜してあ〜して」と話し、全員で意思疎通は取ってあります。 っと言う訳で、野菊公園を後にしたのはAM8時すぎ、向かうは 岩手観光のド定番 小岩井農場。 2004年以来2度目です。 野菊公園からは一本道、ノンビリと向かっていると 農場に近付くにつれ 道路の両側がヒマワリ畑!! 「きゃ〜、すっご〜い!!!」 っと、ママ。 やたらとテンションが上がっております (^^;
農場到着はAM8:30。 開園1時間前なんで駐車場もガラガラ、掃除中の職員が飛んできて「大きいんでコチラに・・・」っと 大型車用(バス用)に通してくれました。 有難いこと、幸先が良いです (^^)v
開園時間に近づくとエントランス、チケット売り場は結構な数のお客さんが。 やっぱり お盆休み、そして観光地なのだなぁ・・っと実感しました。 さてさて定刻時間キッカリに開園、ウチらも園内に。 ココ小岩井農場は、農場とはいえ、牛とか羊とかが居るだけじゃなく、子供も大人も楽しめる アトラクションが用意されてます。 ママは再訪なんでそのことを判っていて、早くも何かやりたくてウズウズしております (^^;
そんな園内をブラブラと歩きつつ見つけたのは 「羊飼いのゴルフ」なるアトラクション。 おっ? 面白そうじゃん、やってみようか!? っと言う訳で、300円/人 を支払い、道具を借りてコースイン。
羊飼いのゴルフってのは、クラブが その昔の羊飼いが使っていたであろう杖、ボールはテニスの硬式ボール。 杖だから、もちろん細い棒状、それでボールを打つんだから難しい。 本人はバシッ!っと打ったつもりが、杖がボールの下に入っちゃってスカッ!ってなる。 ぜんぜん飛ばないのよ (^^; フォームは格好良いのに、ボールは3m位しか飛ばず・・ なんてこともあって、朝も早いのに大爆笑!! 「まぁ軽くね軽~く」 なんて甘く見てたけど、なかなかどうして! 楽しかったッス (^^)v
そんな「羊飼いのゴルフ」を終えて、園内をそぞろ歩き。 オヤツを食べたりお土産を買ったりしながら 2時間ほど園内を散策して引き上げました。 時刻はAM11:40。 さて、そんじゃランチしに行きますか!?
今日のランチは盛岡で「麺」って決めてある。 あとは、ワンコ蕎麦 にするか ジャジャ麺 にするか 冷麺 にするか決めるだけ。 しばし協議の結果、ワンコ蕎麦=高い、ジャジャ麺=インパクトが無い、冷麺=ちえちゃんが 食べたこと無い ってことで 盛岡冷麺に決定! ガイド本やらの情報から、老舗の「ヤマト」ってお店に決めました。
農場を出発、再びヒマワリ畑を眺めながらR46に戻り、あとは東進。 東北道 盛岡IC付近、さすがに盛岡は都会だねぇ・・・ 交通量が激増して走りづらくて仕方ない。 我慢してクルマを走らせることしばし。 ん? あれはもしかして・・ おぉ! 視界の右手に「焼肉・冷麺 ぴょんぴょん舎 稲荷町本店」を発見! アソコは2010年に行ったんだよなぁ・・・ 旨かったよなぁ・・・ でも混むんだよなぁ・・・ んん?? あれれ? 駐車場がガラガラじゃん!!! 急遽行先変更!!! Uターンしてでも行きたい 「ぴょんぴょん舎」!! (^^)v
時刻はAM11時すぎ、開店直後だったんで まだ空いていたみたいです。 メニューをざっと見て即オーダー。 もちろん冷麺なんだけど、一番人気っていう「冷麺・焼肉セット」 をチョイス、お値段は1人前 1600円。 面が選べたんで、コージさんはコチュジャンの効いたビビン冷麺、あとの3人はスタンダードな盛岡冷麺。
ツキダシのナムルをツマミながら待つこと5分ほど。 ウヤウヤしく目の前に出されたソレ、いや〜見るからに涼やかで旨そう! もちろん焼肉も「良い肉使ってまっせ!」って感じ。 焼肉を焼きつつの冷麺。 スープがピリッと辛いんだけど旨い、旨いけど辛い。 麺は勿論シコシコで喉越しもバツグン。 しゃべるのも億劫になるくらい食べることに集中。 しっかりスープも頂きましたよ〜、ずっと飲んでると辛いけど・・・ (^^;
プチ贅沢も出来たし、テーマの「麺」も達成出来た。 お腹も美味しいもので膨れた。 大満足です。 「ぴょんぴょん舎」を後にして、向かうは宮古市。 いよいよ まだ震災が色濃く残る太平洋沿いです。
クルマはR46、県道と乗り継いでR106で更に東進、なんとか持っていた天気は、道の駅 区界高原 に ついたところで とうとう降りだしてきた。 天気予報では、とにかく太平洋沿いは ずっと雨の模様・・・・ が〜ん!! (T_T)
そんな残念な天気、強くなったり弱くなったりしている雨は、海に近付くにつれ横殴りに! 道の駅みやこ に到着したのはPM14時、天気だけ見ると最悪の状況なのに結構 賑わってました。 海産物やお土産物を物色しつつ展示されている震災資料を見学。 TVで取り上げられているのを見て、多少は知っているつもりだったけど、正直なはなし 資料を見ていて 震えが出るくらいショック。 絶句以外の何物でもない。
気持ちを持ち直して道の駅を後に。 天気次第では 宮古のすぐ隣、浄土ヶ浜に行くつもりだったんだけど、横殴りの雨が酷過ぎて中止。 海岸線を走るR45で南下します。
向かうは今日の温泉。 実は、探し方も悪いんだろうけど 宮古から南下する方向、近くの日帰り入浴施設を見つけられなかった。 んで結局は、大船渡市三陸町、夏虫山に向かう山中にある 「夏虫のお湯っこ」に決定。 あれは 2004年、我が家のキャンカー生活 最初の夏休み。 初の夏キャラバンで東北を回り、同じように温泉さがしに苦労したあげくに見つけた施設です。
ココも13年ぶりなんで、どんな施設だったのか、どんな温泉だったのか、ま〜たく記憶になし。 思い出せるのは、施設の名前と駐車場だけ・・・ (^^; R45、無料開放中の三陸道を交互に使いながら一気に南下。 その距離 86km!!! 最後の最後、施設に向かう=山に向かう ってことになり、猛烈な坂をローギヤでウンウン唸りながら 登ること更に15分。 ザンザン降りの雨の中、やっとのことで到着したのはPM16:40。 宮古から86km、2時間10分のドライブでした。
サクッっと準備して施設へ突撃。 え〜っと・・・ こんな感じだったっけ?? (>_<) 施設の外観も、入口も、そのシステムも、もちろん浴室も。 記憶にカスりもせず、ボーゼンとするほど覚えてない・・・ ともかく今日の長距離移動、疲れた カラダを温泉で癒しましょう。 ユックリで良いからね〜っといいつつも、オヤジーズは30分、ママーズも いつもの45分でした。
ヒトップロ浴びてサッパリしたのは良いものの、雨は相変わらず・・ いや、かえって降りが強くなってないか? (^^;
加えて、雨もさることながら、泊地の選定でも困ったことが。 宮古を出発した時、「すぐ近くに 道の駅さんりく があるからソコを泊地に」って話してたんだけど、 実際の道の駅は駐車場のキャパも小さく、傾斜も かなりキツかった。 雨が降っている中、スロープ板で矯正するのは大変だし滑って登らない可能性だってある。
コージさんと湯に浸かりながら どうするか話しあって導き出したのは、「夏虫のお湯っこ」のすぐ下、 ふれあい公園の駐車場。 「夏虫の〜」に到着直前、入り口から最後に100mぐらい上り坂なんだけど、その入り口のすぐ横に ふれあい公園と駐車場を現認できた。 パっと見だけど駐車場もフラットだったような・・・
ダメ元で見てみよう・・ っと消極的な結論ながら、かといって他に妙案があるわけじゃない。 少なくとも、他の 道の駅 は遠いし(もうあんまり動きたくない)、ほか探すのも正直いうと面倒。 一縷の望みを持って施設を後に。 急な坂を100mほど下って施設の敷地から出てすぐの左手に駐車場の入口、やっぱり有った! 思った通り、だ〜れも居ないし、ここ暫く放置されているような雰囲気。 公園には遊具、大きな東屋、トイレ。 トイレは電気もつくしソコソコ綺麗、とりあえず使用には 支障がなさそう。 「うん、もう良いやココで!」 っと、泊地があっさりと決定 (^^)v
夜になるときっと真っ暗になるだろうけど、すぐ真上に「夏虫の〜」があるし、併設されてる宿泊設備 にも利用者がいて、山中に全くの無人ってことにはならない。 なにかあっても悲鳴を上げれば聞こえる距離だし、まぁなんとかなるでしょ!? (1台で泊るには怖すぎるけど) っと言う訳で、なるべくフラットで、水溜りが少なくて、トイレにも微妙に近いってスペースを選択。 ニの字に停めてオーニングを少しだけ出して雨避けに。
うん。 「汚さず散らかさず明朝は早めの出発」なら なんとかなりそう!! お〜し、そんじゃ風呂上りの一杯、ヤッちゃいますかっ!! \(^o^)/
昨夜同様、コージ号にお邪魔。 ツマミやビールを持ちこんで宴会スタートです。 話題は観光の事から震災復興の話しまで多岐に渡って。 特に海沿いの景色、どこにいっても防潮堤が凄いこと、更地が多くて全然 復興できていないこと、 などが 全員共通の感想で、残念というか無念というか残酷というか。 そんな中でも、諦めずに立ち上がっている人たち、売店で笑顔で観光客を迎え入れてる人たち を見て、 感動すら覚えたことも共通してました。
そんなこんなで話していると、話題が四方八方、上下左右、東西南北 にとっ散らかる。 そしてそれが Team大好きっ!の お家芸。 東北の、しかも真っ暗な山中、真っ暗な公園Pでも、そんなお家芸に変りなし! いや、かえって誰も居ないから、いつもより割増しでハジけちゃったかもね・・・ (^^;
「うっひゃひゃひゃひゃ〜」 という、聞く人によっては 鳥肌が立つかもしれない笑い声を山中に コダマさせつつ、PM21:30にお開き、就寝です・・・・
第三幕に続く・・・・
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