「ノンビリ歩き隊 in 編笠山・西岳!」
週末は雲の上にいます!? の巻 |
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日程 : 17年 10月7日〜10月9日 場所 : 長野県 富士見町、山梨県北杜市
はい、お疲れ様です! 10月3連休のお出掛けは、お盆休み以来2か月ぶりの山旅、ノンビリ歩き隊の出動。 行先は 八ヶ岳連峰のもっとも南に位置する 編笠山 (2524m) と 西岳 (2398m) 。
普段、行先を決める際のパラメータ(条件)は、日帰り登山を前提として @標高差 A所要時間 B自分たちのレベルや体力 C季節的なもの(混雑とか積雪・凍結とか) の4つ。 今回の山旅計画で最初に行き先として候補に挙がった、観音平〜編笠山〜権現岳 (2715m) の2座縦走。 パラメータに照らし合わせ、調べれば調べるほど、考えれば考えるほど 「ムリなんじゃね?」って。
ん〜、編笠山 単独かなぁ・・・ って考え直したものの、尾根歩き・稜線歩きで2座縦走ってのは ノンビリ歩き隊 の大好物。 諦めきれず、あらためて色んな資料を漁り、アッチコッチの角度から検討、逡巡すること2日。 別パターンとして、スタート地点を 観音平 から 富士見高原スキー場 に変えれば、編笠山〜西岳 の 2座縦走が出来ると判った。 このルート、編笠山〜権現岳 ほどではないものの、それでも かなりキツさ。 でもイケるんじゃない? ねぇ行こうよ!? 完全に「自分たちの力量 < 行きたい山・景色を見たい山っという欲望」 になってる (>_<)
時間が掛っても良い、楽しもうよ!! っと、自分たちを奮い立たせ、体調を万全に整えて いざ出陣!! っであります。
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7日(土曜) せっかくの3連休初日なのに、昨日から雨が続いていてお出掛けできず。 8月の磐梯山、初めて雨天の山旅になり、雨だか汗だか判らないけどズブ濡れ、足元はドロドロって 記憶が まだ鮮明。 「もう あんなのはイヤ!」っと、天気予報が雨っていうだけで 迷うことなく山旅を延期。 天気予報に合わせて3連休の2日目〜3日目に変更デス (>_<)
てな訳で、数々ある所用・雑事を朝一番から精力的に片付けて、天気が回復し始めたPM12:45に 自宅を出発、行先は中央道 小淵沢ICから10分ほどの富士見高原スキー場。 夕方に着けば十分なんで、今日はノンビリと一般道を多用する計画、時間的に都心部を通りたくないんで、 直接 圏央道まで行っちゃいます。
自宅からR298、R17BP、R463で、戸田〜浦和 を快調に走り抜け、R254で川越市街を、 県道15号、114号で 日高〜狭山 を抜けていきます。 朝から天気が悪かったせいか行楽目的のクルマが少なくて、覚悟していたほどの混雑も無し。 拍子抜けするほど順調でした。
狭山日高ICから 圏央道に入線、圏央道はともかく、中央道に入っても交通量が少ない。 「いや〜なんでかね? 空いてて走り易いのは有難いけど・・・」 っと、そんな事をママと話しつつ、スイスイ〜っと 双葉SAまで一気に。 計画通りスマートETCを利用して双葉SAから一般道に流出、ノンビリとR20を北上します。 途中で買出ししたり 道の駅はくしゅう で天然水を汲んだりしながら順調にすすみ、今日の目的地 富士見高原スキー場に用意されている登山者用駐車場に到着したのはPM18時すぎ。
2つある登山者用駐車場、第2Pにトイレが常設されてるんで、そちらに停泊。 だ〜っと広い駐車場には、ウチのみ。 真っ暗の中でポツンと1台です・・・ (^^;
う〜ん、1台だけかぁ・・・ っと、若干の不安があるものの、正直言うと空腹のほうが勝っていて 「うん、いいや! 大丈夫!! そんなことよりバンメシ!!」 っと、空腹に耐えかね、すぐに夕食準備。
ココは標高1300m越え、なかなかの寒さなんで、今夜のメインは 今秋で初のオデン。 オデンを煮ながらテーブルにツマミ達を並べたら、早速 プシッ!っとやります。
いつもの山旅だと泊地到着が深夜、翌朝は早起きってパターンだから いつも寝不足。 でも今日は違うよ! まだPM19時前だもん、ゆっくり呑んで、タップリ寝られる〜 (^^)v
そんなココロのヨユーってのを感じつつ、ユックリ、マッタリ と2時間ほど。 明日は早起き予定、目覚ましをしっかりとセット。 PM21時に就寝です。
8日(日曜) AM4時ごろ、猛烈な寒さで目が覚めた。 昨夜、窓を細く開けたまま寝てしまったのが悪かったようです (>_<)
ママ が慌てて羽根布団を引っ張り出してくれたこともあり、「あぁ・・ あったかくなってきた・・・」 っと、ヌクヌクしながら2度寝で爆睡。 でも、そんな気持ちの良い眠りも 1時間後の目覚ましの音で ムリヤリ 現実に引き戻されました (T_T) 起床はAM5時、早寝してタップリの睡眠時間のはずなのに、めちゃくちゃ眠いっす・・・
外はこれから夜明け、まだ黎明の時間。 気温はヒトケタ、どうりで寒いはず。 眠い目をこじ開けようと、熱い珈琲を入れ、いつも通りにパンで朝食。 今日は体力勝負なんで いつもより多め、ガッツリ系です。
今日のレイヤーは、 高機能インナー+高機能シャツ、コンプレッションタイツ+薄手のトレッキングパンツ を組合わせた。 気温の低い朝の時間帯は、ウィンドシェルを羽織っていきます。
いつもより多めの水分、エネルギー補給用のオヤツ、もちろんヤマメシもしっかりとザック詰め込み、 準備万端でクルマを出発したのはAM6:45。 登山口は駐車場のすぐ上、併設されているゴルフ練習場の脇からで、初っ端から結構な傾斜です。 う〜む っと唸りつつ エッチラオッチラと進みます。
今日のルート、早朝で太陽が低いんで日差し当たらず薄暗い北斜面。 でも、この薄暗さを感じるようになると、季節が秋〜冬 なんだなぁって実感します。 そんな薄暗い登山道、ツヅラ折りの林道を何度か横断しながら高度を稼いでいきます。 昨日の雨でドロドロかもしれないって覚悟してきた足元は、今のところは歩き易いままで問題なし。 薄暗さを除けば、なかなか快適なスタートです。
最初のマイルストーン、編笠山と西岳の分岐にAM7:10到着。 ここまで 1kmの距離を25分、なかなか順調です。 復路で西岳からこのマイルストーンに戻ってくるので、景色を眼に焼けつけておきましょう。 さて、往路は編笠山へのルートを選択。 ルートはキチンと整備が整っていて、案内板やルートを示すリボンが転々と配置されてる。 ところどころに迷い道があって、踏み痕だけを頼りにすると間違ってしまうけど、キチンとリボンを 確認しながら進めば問題ありません。
斜度がキツくなってきたなって思い始めたところで2箇所目のマイルストーン、盃流し に到着。 ここで最初の休憩。 この先も45分〜60分間隔で休憩を入れながらマイペースで行きましょう。
ルートは相変わらず 薄暗い北斜面。 それでも、枯沢沿いだったり樹林帯だったりと変化があって、 それなりに楽しめてる。 でも、気温は低めなんだけど、鬱蒼と苔むした北斜面は湿度が高く、加えて けっこうな傾斜をずっと 登ってきたから相当の発汗量。 冷える前に早めに手を打った方が良さそうだね っと、早くもウィンドシェルを脱ぎました。 っと、脱いだだときの解放感!! 山のヒンヤリした空気、自分のカラダから立ち上る湯気 (^^;
足元は歩きにくい事も無く、キツくなってきた傾斜を除けば問題無い。 でも、いかんせん眺望が無い。 ず〜っと樹林帯、しかも結構な密度で木々が茂ってる。 せっかくの青空も木々の隙間からチラっと見える程度、周囲は コレデモカ!ってほどに苔むしてるし、 倒れてる木々も腐って触るとブカブカしてる。 シダ類も多く、まさに「鬱蒼とした」って表現がピッタリ。 なんかね、「もののけ姫」の森みたいな景色なのよ。
オレ :「なんかさぁ、ココもあれだね。 もののけの森っていうかさぁ・・・」 「ほら、あの辺りなんか、首をかしげた白いヤツが出てきそうだね」 ママ :「だからぁ、前にもいったじゃん! コダマだよコダマ!」 オレ :「えっ? オオシマ?」 ママ :「コジマだよ! そ〜じゃなくて!!! コ! ダ! マ!!」 (−−〆) オレ :「おぉ、そうそうコダマコダマ!」 (^^;
そんな軽口を言いながらじゃないと、陰々滅滅として無口になっちゃいそう (>_<) 時々でも開けた場所があって、風通しが良いとか、眺望があるとかだと嬉しいんだけどね。
そんなルートを黙々と登ってると、標高を100mあげることに出てくる案内板。 普段なら、「よ〜し あと●●m!!」って、奮起するキッカケに出来るん案内板も、ココ 編笠山 だと 案内板に掛かれている所用時間が長すぎてキツい。 「あと3時間50分」って書いてあっても、「よ〜し、頑張るぞ!」にはならんでしょ!? だって、あと4時間弱だよ??
黙々と登っていると、当たり前だけど徐々に傾斜がキツくなってくる。 そして、それをキッカケに「相当に登ってきた感」ってのを感じるようになる。 そうなると無意識にキツさから逃れようとするんだねぇ、なんの根拠もなしに「もう少しかも」って 思い始める。 でも標高100m毎に出てくる案内板を見るたびに、「まだまだじゃん・・・」って、ガックリくる。 そんなことの繰り返し。
なんどもココロが折れ、その度にセメダインでくっつけながらヒタスラ山頂を目指し標高を稼ぐ。 そしてとうとう! 標高2300mを超えた辺りから足元に出てきた岩場、それと併せるように周囲の木々、密度が疎らに なってきて木 自体の高さも低くなってきた。 お〜し、森林限界が近くなってきた! もう少しで 眺望が期待できるぞ!!! 眺望があれば、この陰々鬱々とした雰囲気が一掃できるゾ〜!!
山頂を頂き見る巨大な岩場(って言うか、岩がゴロゴロと山頂まで連なってる、もの凄い場所)に やっとこ到着したのはAM9:50。 ここは標高でいうと2400m地点。 振り向くと、目の前には南アルプス連峰!! 左の方向には雲海から顔を出している富士山!! うっひゃ〜 \(^o^)/ やっぱし日本人って富士山が好きなんだねぇ。 「わぁ、富士山が見えるよ!!」って、一気にテンションがあがるもの (^^♪
そんな絶景を楽しめたのも5分ほど。 すぐに雲が湧き上がるように下からモクモクとあがって来てて、目の前の景色、眼下もすべてマッシロ。 う〜む・・・ (>_<)
とりあえず絶景を堪能したんだから、良しとして いよいよ山頂へのアタック! 鼻息も荒く、張り切って岩場に取っ付いて顔をあげると、見上げた遥か先に ま〜るく放物線を描いて いるような稜線。 おぉ! アレが山頂かっ!?
実際は、岩場にアプローチし始めると、自分の足元を見るのが精いっぱいで とても山頂なんて見上げてる 余裕なし。 スタートから既に3時間以上 登って来てて、相当に疲労が溜まった脚腰。 最後の最後に この岩場は相当にキツい。 オマケに、急に眺望が開けたから、足がすくむような高度感もあるし、何よりも「踏み外したら」とか 「ヨロめいたら」とか、恐怖感がハンパ無い。
相当量の冷や汗と引き換えに、すこしづつ高度を稼ぎ、ハイマツと岩のコラボを乗り越えながら、 やっとこ登頂したのはAM10:15。 岩場を登りきるのに25分、スタートからは 3時間30分でした。
ソコソコの広さがある山頂、眺望を遮る木々も殆どなく、360度の大パノラマ。 今しがた登ってきた岩場の反対側は、ど〜ん!!っと 権現岳、その奥に八ヶ岳連峰の最高峰、赤岳。 左に目をやると、この後 向かう予定の西岳も見える。
「お〜、すっげぇ〜」 「そんなの後回し! おなか減った! 景色より食い気!!」
っと ママ (^^; 山頂が山梨と長野の県境になっている編笠山、山頂を示す道標や三角点が2つづつあるんで、 とりあえず「目立つ方」の道標で写真を撮って、急いでランチ、ヤマメシの準備です。
今日のヤマメシは、恒例の ニギリメシ+アマノフーズの味噌汁。 気持ちのい風に吹かれながら絶景を眺め、左手にニギリメシ、右手に味噌汁・・・ う〜ん、最高のヤマメシですなぁ・・・ 噛みしめるようにユックリとヤマメシを堪能できました。
さて、そんじゃ動きましょうか。 ココからは基本的に下山、高度を下げていくんで、気持ちは随分と楽です。 復路の最初のマイルストーンは 青年小屋。 さっき登ってきた岩場の正反対の斜面を下ること20分にある山小屋で、権現岳や西岳へのアプローチが 始まる地点。 テン場やトイレ (有料) もあります。
背の低いハイマツが茂る登山道を下り、小屋の手前に広がる岩場を乗り越えると 平坦な土地が広がる鞍部、 その鞍部の端っこ、岩場ギリギリのところに建っている青年小屋。 「遠い居酒屋」と提灯をぶら下げてました。 到着はAM11:35、他のハイカーはランチの真っ最中です。
足を投げ出すようにベンチに座って、疲れの出てきた足を労わります。 トイレをお借りしたり一服したり、オヤツで糖分補給したりの休憩は15分ほど、身支度を整えて再出発。 向かうは本日2座目の西岳。
案内板の示す方向、木々に付けられたリボンを目印に歩き始めたものの、どうにもこれが判りづらい。 やっぱりメインは 編笠山〜権現岳 で、西岳への縦走は サブっていうか、オマケってことなのかもね。 登山道も狭いし迷い道も多い。 道中の案内板もほとんど無し。
「ホントにコッチで良いのか?」 「ちゃんと西岳に向かってるのか?」
っと、不安になること数度。 足がつりそうになって痛いし、案内板は無いし、樹林帯で眺望が無いしと、いやはや踏んだり蹴ったり。
やっとこ尾根に出たところで「西岳まで15分」っていう案内板を発見したときは、やれやれと一安心でした。 その後もリボンと踏み痕を頼りに歩くことしばし。 ようやく到着した西岳の山頂には、
「さっきまで誰とも摺れ違わなかったし追い越されなかったのに!」
って思うほど、ハイカーが居ました(っていっても10人くらい) (>_<)
お約束の写真撮影を済ませ、邪魔にならないようにハジッコへ移動して一息。 下山に向けて大休憩を入れましょう。 オヤツ や エネルギー補給用のゼリー を引っ張り出し英気を養います(もちろんニコチンも補給)。
ガッツリと休んで(特に足腰ね)、西岳を出発したのはPM13:15。 ところが、下山開始早々に先行者の踏み痕を追っていって大失敗。 確かに踏み痕は有るんだけど、どう考えても正規のルートじゃない。 斜面でヤブコギしてるようなもん。 凄い傾斜を下りてきちゃったから戻るに戻れない。 とにかく横に移動すること数分。 なんとか正規ルートと思しきガレ場に抜けました。 はぁ〜焦った (^^;
相変わらず案内板は出てなくて、メインとサブじゃ随分と格差があるんだなぁ・・ っと、少し残念な気持ちでした。 さて そんな話はさておいて、本格的に下山を再開。 同じことを繰り返さない様、リボンの有無に注意しつつ慎重に行きます。 大きな岩がゴロゴロしてる岩場、乗せるだけで足を挫きそうなガレ場、足を取られて歩きづらい砂礫 を どうにか乗り越えながら高度を下げていきます。
目論みとしては西岳から2時間強、案内板が無いんで時間だけが唯一の目安なんだけど、2人とも足が 痛み始めてて、ユックリとしたペースじゃないとキツい。 それに加えて、足を労わって ところどころで立ち止まっては給水、糖分補給。 早く下って休みたい、でも なかなか下っていけない・・・ いや〜、ホント歯がゆい。 そんな状況、すでにココロがポッキリと折れちゃってるからジョークも出てこないし・・・ (>_<)
林道を横切ること3回、もう少しなはず、もう少しなはず、っと ココロにムチ打って下山することしばし。 眼下に 不動清水が見えたときには、既に足がガタガタでした。 到着はPM15:05、休憩できる最後のポイントなんで、ここでもシッカリ休んで行きましょう。
手がジンジンするほど冷たい清水で、手や腕、顔を洗ってリフレッシュ。 糖分補給、水分補給、ニコチン補給もバッチリ、やっと案内板も出てきた。 ココから暫くは歩き易い林道歩き。 お〜し、あと30分。 がんばるぞ〜!!!
非常に緩やかに下っていく林道、痛くなっている足腰には この上なく歩き易い。 もう鼻歌が出ちゃうくらい (^^; 少し傾きだした日差しが木々を通して射し込んでる林道には、前後に誰も居ません。
不動清水までは 下ってくるだけでイッパイイッパイ、言葉少なに黙々と歩いてたけど、不動清水での リフレッシュが良かったのと、直後が歩き易い林道で気持ち良かったことが幸いして、いくらかヨユーが 出てきた。 もちろん「あと少し」って先が見えたのも大きい。 一気に機嫌が良くなった2人。 ルンルンと歩くほど元気じゃないけど、なんとなく足取りが軽い (^^)v
最後のマイルストーン、往路で通過した 編笠山 と 西岳 の分岐まで戻ったのはPM15:20。 ここまで来れば、林道から登山道に戻るとは言え、斜度も緩いしルートも歩き易い。 立ち止まること無く一気に下りちゃいましょう。
痛む足を庇いながら、でもトイレに行きたくなってきたから微妙に早足でっていう、デリケートな 歩き方、でもマイペースを崩さないように注意しつつ残りの道のりを走破。 無事 駐車場に戻ったのはPM15:45。 膝から崩れ落ちそうなほどの疲労だけど、達成感はハンパないっす \(^o^)/
いつもの山旅ロガー(スマホアプリ)によると、
所要時間 : 9時間00分(休憩、ランチ 含む) 歩行距離 : 12km 単純標高差 : 1191m(最高地点−最低地点)
データ :(出発)富士見高原スキー場 AM06:45 標高1333m 編山笠・西岳 分岐 AM07:07 標高1486m 盃流し AM07:20 標高1523m 編笠山 山頂 AM11:01 標高2524m 青年小屋 AM11:35 標高2385m 西岳 山頂 PM12:50 標高2398m 不動清水 PM15:12 標高1517m
今回の 編笠山、西岳 は、ノンビリ歩き隊 58座目、59座目 で、2000m峰としては 11座目、12座目。 3回目の2000m峰の2座縦走だけど、過去2回の縦走は ロープウェイを使ったり、出発地点の 標高が高かった分、こんなに疲れてない。 とにかく今回の縦走が一番キツかったな。
単純標高差でいうと編笠山が過去2番目、標高の高さでは編笠山が5番目、西岳が8番目。 所要時間、歩行距離は何れも過去2番目。 行く前から「かなりキツいはず」っと覚悟してたけど、予想を遥かに超えるキツさ でした。
さて、トレッキングシューズを脱ぎ、足の解放感を味わったところで早々に撤収。 とにかく風呂に入りたい!! (^^; 場所的には30分圏内に温泉施設・入浴施設が多数、温泉には事欠かないけど、今日は 登山者用Pから 僅かクルマで3分、宿泊施設 八峯苑に併設の「日帰り入浴 鹿の湯」をチョイス。 値段なんかどうでも良い、とにかく今すぐ入りたい!! っと、スキー場のすぐ隣の施設です。
少々難儀しながらもクルマを停め、とにかく施設へ!! できれば早足で行きたいところだけど、痛くてままなりません (>_<) 料金は600円/人とリゾート施設の割にはリーズナブル。 駐車場の状況から見て、混雑を覚悟して入ったんだけど、浴室全体が広いこともあり 結構快適。 女湯は混雑してたって ママ がブ〜たれてたけど、男湯は 覚悟したほどじゃなかったです。
とにかく、やや温めの湯にジックリと浸かって 太ももと足裏を念入りにマッサージ。 まぁ痛いったらない。 くぅ〜 とか、ぐわ〜 とか、ひ〜 とか、声に出ちゃってるもんで、 目の前にいた じぃちゃん が怪訝な顔で驚き、そそくさと上がって行っちゃった・・・ ビックリさせてごめんなさい・・・ m(_ _)m
入浴時間はいつもの45分、いつも早上がりのオレも、今日はマッサージしてたんで ゆっくり。 外の風が気持ち良い! 非常にサッパリ!! そして もの凄い空腹!!! (^^; とにかく急いで買出し!! っとは言っても、足が言うこと聞かない・・・
が〜っと一気に下って小淵沢ICのすぐ隣、地のスーパーやまと へ。 もう選り好みしている余裕なし。 なんでも良い。 腹にたまれば良い。 早くして! すぐ食べたい!! 明朝の朝メシやアルコール類の追加、昨晩の寒さを考えて温まるツマミを購入。 よし、戻るぞ! 泊地へ行くぞ!!
猛ダッシュで移動、数分の 道の駅こぶちざわ へ。 時刻はPM17:30、レストランや入浴施設、足湯もある道の駅、当然ですが 混んでます (^^; それでも、トイレにさほど遠くなくて それでいてハジッコというベストポジションに旨く収まって やっとこ安心することが出来ました。
到着→クルマの位置決定→テーブルセット→ツマミを出す→鍋に火を入れる→ビールをプシッ!
っという、怒涛の流れで、激しい空腹をなだめます。 いや〜、それにしてもビールが旨い!!! 山旅の疲れ+温泉・入浴直後+後は酔っ払って寝るだけ って言う安心感、解放感もあると思う。 とにかく山旅+温泉の後に呑むビールは格別なのだ (^^)v
あまりの空腹感に、いつものように「ゆっくり食べないと」なんて言っていられない!! ガ〜って呑んで、ガ~って食べる。 まぁ、いつもの山旅と違って寝不足じゃないから早い時間に眠くなることはないだろう・・・ ってタカを括ってたら、ママよりもオレの方が早くに眠くなり早々にダウン。 ざっと片付けてベッドにあがったのはPM20時過ぎ、いや〜今日は疲れました!!!
9日(月曜) 寝入りっぱな、なんとなく蒸し暑い様な気がしてベッドからダイネットに移動。 窓を細く開けてあるダイネットの方が快適で、ついついそのまま うたた寝っていうか、ゴロ寝。 「うぅ足が痛い・・」っと気が付いたらAM2時でした・・・ ベッドに戻って2度寝、ママの起床した気配で目が覚めたのはAM5:50でした。
うたた寝だったから、寝た気がしないかと思ったら意外や意外。 かなりスッキリした目覚め。 考えてみたら、うたた寝があったとはいえ、都合10時間近く ドロのように寝てんだから、そりゃ スッキリもするわ。
珈琲+パンで朝食を取り、車内の片付けやらなんやらしている内にAM7:40。 そろそろ出発したい時間。
これから向かうは、かの有名な 清里 清泉寮。 まだ子供たちが小学生のころ、初のキャブコンキャンカー アスリートで立ち寄って以来の再訪。 調べてみたら、最後に清泉寮に行ったのが2004年の夏、なんと13年ぶり。 しっかし、なんか GWキャラバンといい、夏キャラバンといい、10年ぶりとか13年ぶりとか そんなんばっかだなぁ (>_<)
ナビ美さん任せで走ること20分、久しぶりの清泉寮は、規模拡張したようで宿泊施設が増えてました。 開店は9時、待ち時間で牧場散策したり、テラスでマッタリしてたら、店員さんの計らいで、開店時間 より早いけど足湯を開けてくれました。 ご厚意に甘え、足湯で痛む足をマッサージしつつ待つことしばし。 開店と同時に店内に突入し、ママ が名物のソフトクリームを、オレ がホロ苦いオーガニック珈琲を調達。 薄日が差し青空が広がってきた牧場を眺めながら頂きました。
お土産物を物色したり施設をブラブラして13年のブランクを埋めようとしたんけど、いかんせん筋肉痛。 2人とも足が痛くて動きたくないってのがホントのところ。 「無理をするのはよそう」 顔を見合わせ頷きあいつつ、清泉寮をあとに。 出発はAM9:40でした。
あとの予定は全くなし、途中のどこかでランチを食べて帰宅するだけ。 R141(清里ライン)で高原から一気に下界へ下り、韮崎ICから中央道へ。 笹子トンネル内で4重追突事故があって10分ほど渋滞したのは予想外だったけど、後は小仏トンネルを 先頭にした渋滞多発地点で10分ほどの渋滞があっただけ。 八王子JCTから圏央道に入っても流れは順調、往路で使った 狭山日高ICまで一気に移動。
コッチに来たら高速を降りてでも寄りたい中華料理、お馴染みの南京亭でちょっと遅めのランチ。 オーダー以外に単品2品もオーダーして、久しぶりにガッツリといきました (>_<)
狭山からは、往路をトレースするように県道で日高・川越を,R254、R463、R17BP、 R298で川越、浦和、戸田を一気に走り抜け、自宅にはPM15:40に到着。 夕方の混雑が始まる直前だったこともあり、比較的順調な移動、戸田で買い物してた割には早く 帰宅できました。
痛んでガタピシ言ってる足腰、ギクシャクした歩き方。 やっぱりハードな山旅は、激しい筋肉痛がお土産だなぁ・・っと、最後は苦笑いでした。
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